

太陽光パネルは汚れや破損が生じると発電効率が低下してしまいます。
そのため、掃除や点検などの定期的なメンテナンスが必要で、そのための通路を確保することが望まれます。
しかし、発電効率を優先してメンテナンス通路を設けない施工も見られ、
その場合はやむを得ずパネルの上に乗って作業するケースもあります。
このような作業では、パネルに微細なひび(マイクロクラック)が入る可能性や、破損・故障のリスクが高まります。
こうした課題に対応するため、ネグロスではパネル上で作業可能な専用の作業台『パネルウォーク』を開発しました。
パネルウォークは、アレイ面の傾斜角度に応じて使い分ける「フラットタイプ」と「ステップタイプ」をラインナップ。
さらに、近年大型化する太陽光パネルに対応し、それぞれに「ロングタイプ」をご用意しています。
パネルウォークは現場での安全性と作業性を重視して設計された商品です。
しかし、モジュールの勾配や幅など、設置条件に応じた使用感を確認するには、現場でのモニター使用が不可欠です。
今回のモニター募集は、実際に現場で使用していただいた意見を反映することで、
パネルウォークをさらに使いやすく改良することを目的としています。
パネルウォークの
使用例
01支持金具の増締め

02パネルの清掃

03パネルの目視点検

ここで改めて、太陽光パネルの保守点検がなぜ重要なのかをご紹介します。
適切な保守点検を継続していく必要はありますが、太陽光パネルは永久に使えるわけではありません。一般的には25~30年程度の寿命と言われていますが、長く使える一方で、経年によって発電効率は徐々に低下します。
2000年代に設置された太陽光パネルは、2030年代に寿命を迎えることになるでしょう。すぐに発電量がゼロになるわけではありませんが、長期間の運用で最大の発電効率を確保できるよう、適切に管理することが大切です。そうしないと、せっかくの性能を十分に発揮できないまま寿命を迎えてしまいます。
太陽光パネルの汚れは発電量に数%の影響を与えると言われています(※1)。たかが数%と思うかもしれませんが、運用期間を考えると最終的には大きな損失になります。
また汚れは最悪の場合、「ホットスポット現象」(※2)となり、パネルの故障につながることもあります。発電効率を最大限に活かすためには、定期的な清掃や点検といったメンテナンス作業が欠かせません。

(※1)実績発電量の増減に対する各要因における増減の割合
(※1) 引用:近畿地方整備局研究発表会「令和4年度近畿地方整備局研究発表会 論文集 一般部門(活力):No.05 網干浜太陽光発電所の発電実績の検証と今後の展望 」P.5
(※2) 引用:JPEA 太陽光発電協会「よくあるご質問 Q.陰の影響はありますか?」より抜粋
落ち葉など不透明な物体が太陽電池モジュールの表面に貼りついた場合、その物体の陰による発電量の低下以上に太陽電池の発電量は低下します。ホットスポット現象とは、長期間その状態が続くと、光の遮蔽された部分の太陽電池モジュールのセルが高温となって特性が低下する現象です。
パネルの大きさに合わせて、保護具を取り付け、モジュールの上に置くだけの簡単作業で設置が完了します。
また、メンテナンス作業後の撤収時にも簡単に取り外すことができるため、作業者の負担を軽減することが可能です。

傾斜角度10°未満までを適合としているフラットタイプでは対応できなかった10°〜30°で設置される野立て架台や陸屋根架台に対応。踏板には滑り止めのリブが入っています。
両面(A面・B面)を使い分けられる階段を開発したことで、1台でさまざまな角度のアレイ面に対応できるようになりました。踏板固定のまま、10°〜30°の角度に対応できます。

※2024年2月当社調べ
(主力メーカーのモジュール約470種類を調査)


フラットタイプは保護具が任意の位置に取付可能で、長辺幅1,250mm以下のモジュールに使用できます。

開発背景
太陽光パネルの設置環境は非常に多様です。物流倉庫や大型工場など大規模施設の屋根は勾配が緩く、敷地内で最大限のアレイ面積を確保するために、屋根なりにパネルを設置したいというニーズがあります。
一方で、施工業者様やメーカー側は、消防やメンテナンスの観点からそのための通路を確保することを推奨しています。しかし、実際の現場ではアレイの最大面積確保のため、メンテナンス通路が設置されておらず、作業者はパネルフレームの上を歩いたり、ベニヤ板を敷いて移動したりしていました。このような状態では、パネルに微細なひび(マイクロクラック)が入ったり、パネルの故障や事故のリスクが高まります。
こうした背景から、安全性の確保と作業効率の向上を目的に『パネルウォーク』の開発が求められました。
実際、パネルメーカー側からも「フレームに引っかけて使用できるものは作れないか?」との提案があり、これを受けてパネル上に置くタイプとして開発を進めました。ガラス面には荷重がかからず、フレームに荷重を分散する構造となっており(図1参照)、安全性を確保しています。
図1:フレームへの荷重分散構造


さらに、工場や事務所などの小規模施設の屋根は勾配がきつく、また、野立て架台のメンテナンスを想定したステップタイプのニーズも想定されました。当時は市販の類似商品が存在しなかったため、まずはフラットタイプで市場の反応を確認しながら開発を進めました。
フラットタイプの試作と検証
開発初期には、パネル2段分に相当しかつ縦方向も想定した長さ2,000mmの足場を想定してフラットタイプの試作品を制作しました。しかし、長すぎて扱いが難しく、作業者が安全に設置するのが困難でした。
そこで横方向限定とし、60セルモジュールを想定した1,000mm、72セルを想定した1,250mmの2タイプの長さを用意しました。
さらに、国内主要メーカーのモジュール約470種類の寸法情報を整理し、必要に応じて実物で確認。結果として、約90%のモジュールで使用可能な設計に仕上げました。
ステップタイプの試作と検証
傾斜のある屋根設置及び野立て設置の太陽光発電設備向けには、ステップタイプを開発しました。傾斜上での作業はフラットタイプよりも危険度が高く、一歩間違えば大きな事故につながる可能性があります。
当初、保護具はフラットタイプと同じゴム製でしたが、傾斜上ではゴムの変形により足場がずれる問題が発覚。ゴムの強度変更で対応を試みましたが不十分でした。そこで、ネグロスの金属加工技術を活かし、鋼板をゴムの中に埋め込んだハイブリッド構造の固定金具を開発。これにより安全性を確保するとともに、ゴムの防滑性や柔軟性という特性に、当社が長年培ってきた鉄の形成のノウハウを活かすことで、堅牢な固定と対象物への保護性を併せ持つ、独自性の高いハイブリットな構造となりました(図2参照)。
踏板については、作業中の歩きやすさと安全性を最優先に設計しました。傾斜のあるパネル上でも踏板がしっかり固定され、ぐらつかず安定して歩けるように奥行きや間隔を調整しています。踏板の角度は作業する面の傾きに関係なく5°以内に収まるように設計し(図3参照)、安全に関する規則などを参考にした幅を確保しました。さらに、工具を持った状態でも踏板から足が滑ったりバランスを崩したりしないことを確認しており、傾斜条件下でも安全かつ効率的に作業できる構造となっています。
図2:保護具断面図

図3:踏板の角度

完成と手応え
フラットタイプ・ステップタイプの両方が、現場で安全かつ効率的に作業できる構造として完成しました。設置場所や傾斜角度に関わらず、作業者が安定して歩行でき、作業効率も維持できる設計です。ここに至るまでの試作や検証、工夫の積み重ねが、『パネルウォーク』の設計の基盤となりました。
また、展示会などで実際に手に取って触れていただく機会もありました。お客様から実際の使用感を直接確認することができ、この商品が現場で安心して使えることを改めて確信しています。
現状、太陽光パネルの清掃には主に3つの方法があります。大きく分けると、①ロボットによる清掃、②モップを使った清掃、③完全手作業の3種類です。以下は、それぞれの特徴をまとめた大まかな比較表です。
| 方法 | 費用(概算) | 作業時間 | 適合パネル | 携行性 | 汚れ除去 |
|---|---|---|---|---|---|
| ①ロボット | 150万円〜 | ◎ | △ | △ | ◯ |
| ②モップ | 1万円〜50万円 | △ | ◯ | ◎ | △ |
| ③手作業(パネルウォーク併用) | 20,000円〜 | △ | ◯ | ◎ | ◎ |
※評価は自社調べです
自動で清掃してくれるので作業者の負担がなく、人件費も掛かりません。発電の影響を受けない夜間にセットすることも可能です。大量のパネルを清掃する必要がある、大規模、中規模以上の設備環境に向いているといえます。
パネルの設置間隔などロボットが可動できる条件を確認する必要はありますが、予算に余裕があれば比較的導入しやすい清掃方法です。 『太陽光パネル 洗浄ロボット』などで検索すると大手を含め様々なメーカーのサービスを検討できます。
費用:150万円~

マイクロファイバークロスを使ったモップによる清掃です。
手作業ですが、低コストに抑えることができ、大規模な環境でなければこの清掃でも十分といえます。道具の入手が簡単で、手軽に清掃作業ができるでしょう。
『業務用マイクロファイバーモップ』などで検索するとECサイトで色々なものが販売されているのを確認できます。ただし、パネルの長さによって奥の部分、特に傾斜の上部においては目視の確認がしにくい、柄が届かない、届いても不十分な清掃に留まってしまう可能性があります。
清掃用ロボットを使用するほどではないものの、手作業は作業効率が落ちるので避けたい、といった場合には、半自動タイプの洗浄ブラシを使用することをおすすめします。
マイクロファイバーモップと比較すると、費用は掛かりますが(5万円~50万円程)自身で擦る必要もなく、短時間で清掃が可能です。『太陽光パネル 洗浄ブラシ』などで検索するとヒットしますが、海外製品が多く適合パネルや性能の確認が難しい場合があります。
費用:1万円~50万円


定期的なメンテナンスが大切なのはもちろんですが、太陽光パネルの汚れによって発電効率が下がる分と、清掃に掛かる費用のバランスは気になるところではないでしょうか。専用の清掃具は使用せず、手元にあるものだけで間に合わせる方法もあります。
たとえば家庭用のマイクロファイバー雑巾があれば、アルカリ電解水と一緒に使うことで太陽光パネルに負担を掛けることなく清掃することが可能です。但し、手の届く範囲での清掃作業になる為、パネルの高所部分やフラット設置の奥の部分への手入れが難しいのが難点です。
ここでパネルウォークを活用することで、モジュール上で安全に作業できるため、これまで手が届きにくかった部分までしっかり清掃できます。
※1 雑巾は力を入れずに優しく拭くように、注意が必要です。
※2 水道水はカルキを含む為、キズの原因になり得る為、アルカリ電解水を紹介しています。
※3 破損の原因になる為、太陽光パネルに乗るのは絶対にやめてください。
費用:20,000円~

【重要】大切な注意事項です、必ずお読みください!
・高圧洗浄機で汚れを吹き飛ばす清掃は絶対に行わないでください。パネルが破損する恐れがあります。
・今回提案した清掃方法3つは、あくまで自社調べによるメンテナンスの提案です。太陽光パネルの取り扱い説明、禁止事項などをよくご確認の上で参考にしてください。
・発電設備で作業する場合は、その内容に応じた安全な装備を着用してください(ヘルメットや絶縁手袋など)。濡れた手で破損した太陽光パネルに触れないでください、感電するおそれがあります。
【参考】仮に新規の太陽光発電設備があれば5度でもいいので傾斜を付けることを おすすめします。汚れの堆積が少なくなります。
パネルウォークを実際にご使用いただくモニターを募集します!
本企画では、パネルウォークをご使用いただき、その使用感についてインタビューにご協力いただける方を対象としています。
ネグロス電工株式会社(以下「当社」)は、パネルウォークモニター企画(以下「本企画」)の応募規約(以下「本規約」)を以下のとおり定めます。
本企画は、応募いただいた方の中から当選された方(以下「当選者」)に、パネルウォーク(以下「本商品」)をプレゼントし、ご使用いただいたのち、インタビューにご協力いただくものです。 応募者は、本規約に同意いただいたうえでご応募ください。本企画へのご応募をもって、本規約に同意したものとみなします。
本企画では、本商品をご使用いただき、使用感についてのインタビュー、可能な限りで構いませんので写真提供にご協力いただきます。取材内容については、本商品の販売促進として使用します。指定の応募フォームより必要情報をご登録いただいた方の中から、抽選にてモニターをお願いさせていただきたい方を選出し、ご連絡いたします。
2026年2月3日(火) ~ 2月24日(火)
若干名
2026年3月~5月
※スケジュール調整の上、お伺いさせていただきます。
当選者のみ、2026年3月初旬にメールにてご連絡いたします。
本企画に関する全ての内容は、予告なく変更する場合があります。
本企画に関する応募者またはモニターと第三者間のトラブル、または、登録情報の誤り等により生じる損害については、当社は責任を負いません。
モニターの選考状況に関するお問い合わせは受け付けておりません。
当選者は、本権利を他人に譲渡したり、金銭と交換することはできません。
応募内容に虚偽の記載があった場合は、当選資格を取り消します。
住所・転居先が不明などでお届けできない場合は、当選を取り消させていただく場合がございます。
報酬等は発生いたしませんので、あらかじめご了承ください。
お預かりした個人情報は、以下の目的のほか、当社の定める方針に基づき取得いたします。
個人情報の取得目的や取り扱いの詳細については、当社が別途定める「個人情報の保護について」(https://www.negurosu.co.jp/guideline/#guideline_privacy)をご確認ください。
・当選のご案内
・本商品の発送
・インタビューのためのご連絡
・メールマガジン配信(新製品情報・展示会情報 等)
当選者様は、インタビュー等への回答結果(回答に際して弊社にご提供いただいた写真や資料等も含むものとします)にかかる著作権その他の一切の権利(複製権、翻案権、翻訳権及び二次的著作物の利用に関する権利を含む)を弊社に譲渡するものとし、弊社は、回答結果について自由に編集・修正等をすることができるものとします。なお、当選者様は、当該回答結果にかかる著作者人格権を弊社、調査主及び第三者に対して行使しないものとします。
本企画の過程で応募者から受領したアイデアや発明その他の知的財産又はノウハウ等に関する権利の一切は、当社にのみ帰属するものとします。
ご提供いただきました写真における当選者様の肖像権につきまして、弊社が販売促進(紹介動画、HP、SNS等への掲載)に利用することに予め同意いただくものとします。
mini-info@negurosu.co.jp
※応募方法や選考に関するお問い合わせは受け付けておりません。
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