

- ワイヤー工法の特長 -
① BCJ評定取得(第三者機関による性能評価)による信頼性を確保
② 全ねじ工法と比較して部材が軽量
③ ワイヤーを通すだけの簡単施工で作業効率を向上
用語補足
『BCJ評定とは』
一般財団法人日本建築センター(BCJ)が、建築物の工法・部材・設備について、建築基準法令や技術基準に基づき性能評価を行ったものです。
近年、建築設備分野では、地震時における配管・ダクト・ケーブルラックなどの
設備(非構造部材)の被害低減を目的とした耐震対策の重要性が高まっています。
天吊り設備においては、揺れによる振動や落下を防止するため、
適切な耐震支持が求められています。
一方で、施工現場では人手不足や工期短縮への要求が進み、
全ねじや鋼材など重量のある部材の搬入や現場加工を伴う従来工法は、
作業負担や施工効率の面で課題となりつつあります。
さらに、改修工事や既存建物への後施工案件の増加により、限られた作業スペースや既設設備を避けながら施工できる方法が求められています。
こうした背景から、施工性と安全性を兼ね備えた耐震支持方法として、
ワイヤー工法が注目されています。
| 項目 | 従来工法 (全ねじ) |
ワイヤー工法 |
|---|---|---|
| 重量 | 重い | 大幅軽量化(取り扱い負担を低減) |
| 長さ調整 | 現場加工が 必要 |
簡単に 調整可能 |
| 搬入・保管・運搬 | かさばる | コンパクト(省スペース化) |
| 施工時間 | 手間がかかる | 大幅短縮 |
| 耐震対応 | 条件により 対応 |
各仕様に応じた耐震支持基準に適合 |
ワイヤー工法は、施工負担を大幅に軽減しながら、耐震性能を確保できる工法です。
※重量・施工性の改善は従来の全ねじ工法との比較による一般的特性
重量
従来の金属支持材は重量が大きく、高所作業や搬入・取扱い時の負担が課題となっていました。
ワイヤー工法は部材の軽量化により、作業負担と安全性の改善に寄与します。
長さ調整
従来は現場での切断や加工を伴う施工が一般的でした。
ワイヤー工法は調整機構により、現場での長さ調整を簡略化できます。
搬入・保管・運搬
従来工法では部材の長尺・重量により、保管や搬入スペースの制約が課題でした。
ワイヤー工法はコンパクト化により、物流・現場管理の効率化に寄与します。
施工時間
現場加工や組立工程が発生する従来施工に対し、ワイヤー工法は工程の簡略化が可能です。
これにより施工負担の軽減と工期短縮に貢献します。
耐震対応
ワイヤー工法は建築設備耐震設計・施工指針に基づく耐震支持方式の考え方に適合し、合理的な支持構造として評価されています。
環境負荷低減
部材の軽量化・省スペース化により、資源使用量および輸送負荷の低減に寄与します。
結果として環境負荷の軽減につながります。
ワイヤー工法が
選ばれる理由
従来の支持工法が抱える「重量・施工負担・現場加工・搬入制約」といった課題に対し、
ワイヤー工法は施工性と耐震性を両立した合理的な代替工法として成立しています。
現場条件や用途に応じて、最適なワイヤー施工システムをお選びいただけます。
GRIPPLE(グリップル)はワイヤーを用いて吊り・固定・振れ止めを行う施工工法で、
従来の全ねじ工法に比べ施工性・作業負荷の改善を実現する施工システムです。
ケーブルラック・配管用
レースウェイ用
建築設備の耐震支持は「SA種・A種」と「B種」に分類され、
それぞれ構造原理が大きく異なります。
SA種・A種耐震支持
圧縮力や曲げにも対応する鋼材を用いた剛性の高い支持構造
➡ 押されても曲がっても耐えられる構造
B種耐震支持
(ワイヤー工法)
引張材のみで構成されるシンプルな構造
➡ 引っ張る力だけで支える構造
建築設備の耐震支持は「建築設備耐震設計・施工指針2014」に基づき分類されており、ワイヤー工法はこのB種耐震支持の要件に適合した工法です。
引張力によって設備の振れを抑制する仕組みにより、施工性と合理性を両立した耐震支持が可能になります。
なお、本工法はBCJ評定(一般財団法人 日本建築センターによる性能評価)を取得しており、建築基準法などの技術基準に基づいた評価により、信頼性が確認されています。
用語補足
『B種耐震支持とは』
「建築設備耐震設計・施工指針2014」において規定された耐震支持区分の一つであり、引張材のみで構成される支持方法を指します。
ワイヤーの調整・ロックには付属の工具を使用します。
STEP
01

ワイヤーを止め金具に通し、ブラケットに通します。
STEP
02

折り返しのワイヤー端を止め金具に通します。付属のリリースキーでワイヤー調整できます。
STEP
03

六角レンチで止め金具中央ロック部を回してロックを掛けます。
ボタンでワイヤー調整、ロックができます。
STEP
01

ワイヤーをユニグリップ上部の穴に通します。
STEP
02

ボタンを押し込むことでワイヤー調整できます。
STEP
03

上部のボタンを回してロックを掛けます。


【評定書】BCJ評定-SS0062-01
従来、鉛直自重支持材には全ねじを使用することが一般的ですが、本工法では、対象物の重量に応じて適切なワイヤーを鉛直自重支持材として使用いただけます。
本工法は「グリップルワイヤーシステム・鉛直荷重支持工法」として、一般財団法人日本建築センター(BCJ)の一般評定を取得しています。(BCJ評定-SS0062-01)
なお、耐震支持が必要な場合は、建築設備耐震設計・施工指針に則り、従来通りの耐震支持施工が必要となります。
建築設備耐震設計・施工指針:2014年版抜粋
3)レースウェイの耐震支持
レースウェイ(金属線ぴ)は、周長80cm以下の電気配線として指針適応外(指針表6.2-1参照)の電気配線である。
ただし設計図書で耐震支持を行うように記載される場合があるため、
本指針の考え方を用いた参考として解図6.2-11(下図参照)にレースウェイの耐震支持方法の一例を示す。


STEP
01

ワイヤー端末金具を使って吊元にワイヤーを固定。
STEP
02

ワイヤーを止め金具(ユニグリップ)の先端から通す。
STEP
03

金具の横部分からワイヤーを引き出す。金具先端のボタンを押すことで、ワイヤー長の調節が可能。
STEP
04

適切なレベルに調整後、金具先端のボタンを回してロック。
STEP
05

レースウェイ吊り金具を開け、レースウェイを乗せる。
STEP
01

端末金具をスラブにボルト等で固定する。
STEP
02

ワイヤーを止め金具(ロッカブル)に通す。
STEP
03

ワイヤーを振れ止め金具(GRYF2-W3)に通す。
STEP
04

折り返したワイヤーを止め金具(ロッカブル)に通す。
STEP
05

ワイヤーを引っ張り、たるみを取り除く。
STEP
06

附属の六角レンチでロック。
| 項目 | 従来工法(全ねじ) | ワイヤー工法 |
|---|---|---|
| 重量 | 重い | 約90% 軽量化 (重量約8%) |
| 長さ調整 | 現場加工が 必要 |
簡単に 調整可能 |
| 搬入・保管・運搬 | かさばる | コンパクト(省スペース) |
| 施工時間 | 手間がかかる | 約50%削減 |
| 耐震対応 | 条件により 対応 |
B種耐震支持に適合 |
ワイヤー工法は、施工負担を大幅に軽減しながら、耐震性も確保できる工法です。
※重量は同条件(約2m)での比較
重量
従来の全ねじは鋼材重量が大きく、高所作業や搬入時の負担が課題でした。
ワイヤー工法は約90%の軽量化(約8%)により、取り回し性と安全性を大幅に改善します。

施工時間
現場加工や組立工程を削減できるため、従来工法に比べて施工時間を約50%削減可能です。
工期短縮と省人化に直結します。

環境負荷低減
部材の軽量・小型化により製造・輸送時の資源消費が削減され、CO2排出量は従来比で大幅に低減します。
また輸送効率向上により、環境負荷低減にも貢献します。



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