駅ホームにおける工事は鉄道インフラの性質上、限られた夜間帯に行われます。
日中とは異なる暗所での作業環境では、部品を落としやすく、紛失してしまうおそれがあります。
限られた時間での現場作業だからこそ、安全性と作業性の確保が課題となっています。
ワイヤーロープ式振れ止めシステムは、これら工事の一端を担う「振れ止め」作業において省力化を実現。
『仮止め』や『組付済の部品』といった特性をコンセプトに、掲示板、カメラ、スピーカーなど各種設備の振れ止めで省施工を追求しました。
ネグロスのハヤテクは、従来品と比較して短時間、少人数、ワンタッチ施工を可能にした技あり商品シリーズです。
01速い!
暗所環境下での視認性の低さと部品落下の課題解決として、鋼管用ワイヤーロープ取付金具をターンバックルと組付済み(片側)の状態としました。
これにより鋼管への取り付けや、ワイヤーロープ取付時の部品落下を最小限に抑え、作業時間の短縮と安全性の確保を両立しました。
02カンタン!
暗所環境下では部品の向きや方向の確認も、時間を要する原因となります。その問題を解決するため、器具用ワイヤーロープ取付金具は取付方向を選ばずに施工可能な形状に設計。機器側面のボルトをゆるめ、スライドするだけで施工が簡単です。
03技あり!
これまでの商品開発で培ってきたばね構造を採用することで、ワイヤーロープ止め金具へワイヤーの仮止めが可能に。これによりワイヤーを通した後の長さ調整が容易になりました。
※ワイヤーロープ止め金具の六角ボルトを押した状態でロープを通し、六角ボルトを離すと仮止めできます。
STEP
01
六角ボルトを押し、ワイヤーロープ先端を図の方向から入れます。
STEP
02
ターンバックルなどにワイヤーロープの先端を通し、止め金具に入れ仮止めします。
STEP
03
長さ調整し、両方のボルトを締付けて完了。
※ループさせたワイヤーロープの先端は50mm以上金具から出してください。
駅ホームに代表される
電光掲示板やスピーカーなど
様々な器具の振れ止めが求められる現場で、
この『仮止め』という
機能により作業負担を軽減し、
施工時間短縮を実現しました。
スピーカーなどに
丸形鋼管に
角形鋼管に
例えば、地下駐車場やサーバールーム、工場、倉庫などのカメラ、誘導灯の取り付けに適しています。
ワイヤーロープ式振れ止めシステムは、「ハヤテク」シリーズにふさわしい優れた作業性によって多くのシーンで使用可能です。
地下駐車場
サーバールーム
工場、倉庫