タフロックとは万一の火災の際に建築物の延焼を防ぐ防火措置材。
ケーブル等が防火区画の床や壁を貫通する場合は、建築基準法によって、
所定の防火性能があると認められた工法で確実に措置しなければなりません。
タフロックは国土交通大臣認定を取得した、現場の状況にあった工法を多数揃えています。
冷媒管やドレン管などの空調関連部材を、壁や床に貫通させるための小開口では、
防火措置材として「タフロックイチジカン耐火パック(TAFIPQ□)」などの商品を取り揃えています。
しかしこれらの商品は、電気工事でも使用出来るよう認定条件を幅広く取得しているため、
電気工事と空調工事で兼用可能なメリットはあるものの、
施工環境に合わせて品番を選ぶ必要があり、選定の手間がありました。
新たに開発されたタフロック耐火シートは、空調工事で使用する「冷媒管(被覆銅管)」をターゲットにしており、
電気工事・空調工事兼用の従来品と比較するとターゲットを絞った分、コストパフォーマンスに優れています。
またシートを巻き付けるだけで簡単に取り付けられるため、施工性は向上。
さらに1本配管でも複数配管でも兼用が可能なため、商品選定の手間が省けます。
電気・空調工事兼用の定番商品
片壁への施工に対応
壁・床
兼用
冷媒管専用の新商品
1本配管でも複数配管でも一括巻きが可能。配管に耐火シートを巻くだけ施工できます。
施工手順
❶耐火シートを配管に1周巻く
❷耐火シートの重なり部分にアルミテープを貼り付ける
❸耐火シートをスライドさせてガイドラインを壁面に合わせる
※壁の場合は青ライン、床の場合は赤ラインを面に合わせて施工
❹開口部にロックウールを隙間なく密に充てんして施工完了
片壁、床スリーブ埋設を含めた多種の壁・床構造に対応。
※構造によっては開口補強枠が必要です。
※1 中空壁の場合、または中空壁以外の壁で厚さ100㎜未満の場合は、 開口補強枠が必要です。
※2 片壁に適用する場合のみ耐火シートが2枚必要になります。耐火シートの繋ぎ目はテープで固定してください。
開口サイズによる品番選定がありません。
モルターA-PAT(品番:MOL□)またはアルミテープの設置が可能。