ブランドショップや美容院、カフェなどのデザイン性の高い空間では、スケルトン天井が採用されることがあります。
一般的な天井と違い、スケルトン天井の場合、天井高が3mを超えることもあります。
スケルトン天井では、天井ボードが張られていないため、躯体から配線器具を下ろして照明を設置しますが、
このように天井の高い空間では、空調ダクトや配管などで照明が遮られる場合や、天井が高すぎて思うような照明効果が得られない場合があります。
また、躯体からライティングダクトを吊るための専用の吊りハンガーでは、設置したい高さまで長さが対応していないという問題もあります。
そのため、まず長さが選べ、かつ長尺の吊りボルトを用い、施工自由度の高いレースウェイを吊り、
そこへ照明器具のレイアウトや移動が自由なライティングダクトを設置し、
スポットライトやダウンライトなどの照明を取り付ける方法が一般的です。
しかし、レースウェイとライティングダクトを組み合わせた施工方法にも、
レースウェイ内部に直揉みしたドリルねじ先端が飛び出してしまい、ケーブルを傷つけてしまう恐れがあるため、
「レースウェイを本来の配線設備として利用できない。」といった課題もありました。
そこで、ネグロスでは従来施工の課題を解決する専用のライティングダクト支持金具を開発。
スケルトン天井での、より便利で、より効率的な照明設置を実現しました。
従来はレースウェイとライティングダクトを、ドリルねじなどで直揉みし取り付けていたため、レースウェイ内にねじ先端が飛び出し、ケーブル配線することができませんでした。
専用のライティングダクト支持金具を使えば、ライティングダクトをレースウェイに取り付け、トラスねじで固定するだけ。これまで支持金具として使用していたレースウェイ内部にケーブル配線可能となるため、配線の自由度が格段に向上。非常用照明の設置や他設備用の電源用コンセント設置などが同じルート上で可能になります。
Tips ▶︎ 取付手順
STEP
01
レースウェイに金具を
取り付けます。
STEP
02
金具にライティングダクトを
取り付けます。
STEP
03
カバーをして完了です。
樹脂具を透明にすることで、ライティングダクトの色(白、黒、シルバー等)に左右されず、目立ちにくい。
専用金具を使用しているため、レースウェイの下面とライティングダクトの上面の間に隙間ができ、吊り金具(DPY□)と干渉することなく、ライティングダクトをレースウェイに沿って真っ直ぐ施工することができます。