ネグロスではこれまで冷媒管を多系統配管するための部材として、アングル用の支持具をラインナップしていました。
しかし従来のアングル用冷媒管支持具は、冷媒管のサイズによって品番を選定する必要がありました。
このような背景に加え、さらに利便性を考慮し手近なダクターチャンネルを利用し施工できるよう、
チャンネル用の結束バンド「カルロックタイ(REGT400)」を開発。
バンド式のため冷媒管のサイズによる品番選定や、チャンネル以外に他の部材を準備する必要もなく配管可能なため、
施工の省力化が実現しました。
また下記の応用施工例のように、横配管にも対応し、ダクターチャンネルへの施工以外にも穴あきアングル、
穴あきチャンネルにも利用できるため、柔軟な使い方が可能です。
さらに被覆材結露防止プレート「ラルムパッチ」も設計変更したため、本製品と一緒に使用いただけます。
- 応用施工例 -
チャンネル開口面の横配管に!
穴あきアングルに!
穴あきチャンネルに!
一体形状のホルダーとバンドを接合部で分離して使用します。
それぞれチャンネル開口部に分離した部分を挿入し、90度回転させるだけでねじ止め不要。簡単に取付可能です。
従来施工では冷媒管のサイズによって品番を選定する必要がありましたが、カルロックタイはバンド式のため選定が不要。これ1つでΦ45〜125mmの結束径に対応可能です。
バンドの締め過ぎを防止するためのロック解除機構を搭載しているため、取り付け後でも調整可能。被覆材のつぶれを緩和することができます。
被覆材の食い込みを防止するため、通常のナイロンバンドより幅広(20mm)に設計されています。
STEP
01
ホルダーを開口部に挿入し、右回り(時計回り)で90度回転させて取り付けます。
※90度以上バンドが回転しない機構になっています。
STEP
02
バンドも同じ要領で取り付けます。
※製品の向き・回転方向の刻印あり。
(バンド・ホルダー両方)
STEP
03
ラルムパッチ・冷媒管を載せ、
バンドを締め、施工完了です。
※必要に応じて余長部分を
切断してください。
被覆材結露防止プレート
ラルムパッチがリニューアル!
チャンネル用冷媒管結束バンド「カルロックタイ」の発売にあわせ、対応の切り欠き(幅20mm)を追加しました。
また必要に応じて保持部を手で千切って制御ケーブルを配線できるため美観が向上!
プレート端部の切り欠き穴を用いて制御ケーブルの保持ができます。
■公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和4年版抜粋
冷媒管と制御線を共吊りする場合は、支持部で制御線に損傷を与えないようにする。
(→詳しくはこちら)
※公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)機械設備工事監理指針該当品
カルロックタイ以外にも、一般的な配管吊りバンドのほか、セルフロックバンド(HSBD30)など、様々なネグロス製品との組み合わせも可能。
吊りボルト中間用、端部用冷媒管支持金具との組合せも可能です。