従来、カバーが施工されているケーブルラックの電気的接続は、
カバーとケーブルラック本体をアースボンド線で導通するなど、
複雑で手間の掛かる作業が必要でした。
本商品シリーズでは、カバーとケーブルラック本体を一度に導通することが可能になり、
従来工法に比べ、大幅な省力化を実現。
ボルトを締め付けるだけのシンプルな
構造のため、
安全性やメンテナンス性も向上しています。
ケーブルラック本体にカバーが施工されている状態で、アース金具を差し込み、ボルトを締めるだけ。簡単に取付可能です。
くぼみ先形状のボルトを使用しているため、ボルトを締めることでラックとカバーの塗装膜が剥離し、電気的接続が可能です。
従来のアースボンド線を使用した施工に比べ、施工時間の大幅短縮が可能になりました。
Tips ▶︎
「上下カバー用アース金具」の
取付手順
回転させながら、上下カバーと親桁の間に挿入します(STEP.1)。ボルトで締めることで塗装膜が剥離(STEP.02)。親桁へもボルトを締めることで、上部&底板カバー・ケーブルラックの3ヵ所の電気接続が可能です(STEP.03)。
STEP
01
回転させながら挿入します。
STEP
02
カバー側のボルトを
締め付けます。
締付トルク
2.94N・m[30kgf・cm]
STEP
03
中央のボルトを締め付けます。
締付トルク
2.94N・m[30kgf・cm]
Tips ▶︎
「平形カバー用アース金具」は
カバークランプに干渉せず
後施工が可能
平形カバーとケーブルラック本体の電気的接続には、アースボンド線以外に既存品であるカバークランプ用支持金具「CVC□1NB」が使用されてきました。
CVC□1NBをカバークランプ片側のフックボルトと交換して併用する形式ですが、カバーの固定と電気的接続の工事は別々の工程で行われることが多く、一度取り付けられたカバークランプを外し、付け替える必要がありました。
平形カバー用アース金具はケーブルラックカバーと親桁の間に差し込み、ボルトを締めるだけ。簡単に後施工可能です。
平形カバー用と上下カバー用アース金具については立上りカバーにもご使用いただけます。
TIPS ▶︎
「平形カバー用アース金具」は底板カバーにも取付可能
平形カバー用アース金具は上面カバーだけでなく、底板カバーにも取付可能です。
点検の際に高所でも目立つ緑色を採用。電気的接続の漏れを防ぎます。
また従来のアースボンド線を使用した施工に比べ、すっきりとした 外観で美観を損ないません。